身につけるべき社会人の基本マナー7選

仕事の基本

社会人として基本であるマナーですが、出来ていない人は非常に多いです。
ここが出来るだけであなたは1歩も2歩もリードできます。
しかし、自身に甘えが出て、周りの人がそうだからと自分を甘やかせば、すぐに崩れていきます。
他の人がどうかは関係ありません。あなた自身が身につけてしまえば、一目置かれます。
ここでは基本的な7つを確認します。

この7つが実践出来ていれば、ほぼ完璧な社会人です。自信も生まれ、仕事も上手くいきます。
一つ一つ確認しながら自身を高めていきましょう。

身だしなみは清潔感第一

人の第一印象は見た目です。
見た目の印象が良いか悪いかは100m走のスタートラインで10m以上の差があります
ビジネスの身だしなみは相手に好印象を持ってもらうためなので、男女ともに一番重要なのは清潔感です。
相手に不快感を与え、スタートから不利にならないよう、服装、ヘアースタイル、顔や手足に気を使いましょう。


チェックポイント

服装
ビジネスにふさわしいシンプルなものを選び、派手なものは避けます。
スーツ・シャツはシワがなく襟袖が汚れてない、スラックスはアイロンをかけ折り目がついていること。女性はスカートの丈は適正か、シャツは透けすぎていないかを確認します。
アパレルなど別の考えの業界もありますが、職場にあった、相手に清潔感が伝わる服装を心がけましょう。


髪、顔
男性のヘアースタイルは耳、眉毛にかからないこと、ナチュラルな髪色が基本です。また、匂いのキツい整髪料は避けましょう。
顔はひげを剃り、肌荒れがないよう気をつけます。その他、眉、鼻毛なども失礼のないよう整えます。
女性のヘアースタイルは肩にかからないならナチュラル、それより長い場合は後ろで一つにまとめるなどし、派手な髪留めなどは避けましょう。
アクセサリーは大きさ、色物は控えめにし、メイクも派手な色はなるべく避けた自然なメイクを心がけましょう。
コロナの影響でマスクをする機会が増え、口元、鼻のケアを怠っている方が増えましたが、いつマスクを外してもいいように整えておく事が重要です。見えない部分でも気を使いましょう。


足元
靴は汚れていないか、スーツに合っているかを確認します。また靴下も合っているか、よれていないかを確認します。靴、ベルト、バックが同型色で揃っているとスマートに見えます。
女性は高いまた細いヒールの靴は避けるようにしましょう。
※太めの3センチ~5センチのヒールがビジネスに適していると言われています



爪は長さ、汚れが無いよう整えておきましょう。派手・長いネイルは避け、ナチュラルを心掛けます。
手荒れ、指先もケアしておきます。


その他
ストッキングは肌色が基本です。
カバンはキレイか、詰めすぎて膨らんでいないかを確認します。
香りのキツい香水は避け、汗の匂いが気になる方は、匂いを抑える効果のある制汗剤を使いましょう。

身だしなみは整えるだけで、相手に好印象を持ってもらえる誰にでもすぐ出来る対策です。身だしなみが整うと、それに伴って、身が引き締まり、自信が生まれ、仕草も上品になります。日頃から鏡の前に立ち、気を使う癖をつけましょう。

挨拶は自分から積極的に

挨拶はハキハキと相手を見ておこないます。基本的には、自分から積極的に挨拶しに行くと良いでしょう。
挨拶はビジネスの基本です。挨拶の良し悪しが、相手への印象にも大きく影響します。
仕事で関わりのあるすべての人に毎日会うことはないので、お会いした時の挨拶は自分を印象付ける大きな役割を果たします
気になるのはタイミングですね。結論から言えば、タイミングなんてありません。
相手に近寄って「おはようございます」「こんにちは」とひと言伝えればOKです。チャンスがあれば、自分から積極的に挨拶しに行きましょう。

言葉使いは気持ちが大事

社会人として重要な言葉遣いですが、その会社の文化によって違いがあります。
相手に伝えたいのは「あなたに敬意を表します」という気持ちです
部活動やアルバイトなどで鍛えてきた方は問題ないと思いますが、敬語はすぐに身につく物ではないので、社会人になりたての方は実際の言葉より気持ちが伝わるかどうかの方が重要です。
ここでは知っておきたい基本的なことをお伝えします。

敬語には尊敬語・謙譲語・丁寧語の3つがあります。
 ・尊敬語とは相手に敬意を表します
 ・謙譲語とは自分を下げて相手に敬意を表します
 ・丁寧語とは言葉に丁寧さを表します(語尾に「です」や「ます」などをつける)

次に、間違えやすい「敬称」ですが、注意すべき点があります。
同僚は「さん」付けで呼びます。呼び捨て、あだ名は失礼にあたります。
社風によっては上司も「さん」付けで呼びます。特にない場合は役職をつけます。(○○部長など)
社外の方に対して、社内の人間を呼ぶときは敬称を付けません。
ダメな例:「○○社長は・・・」 → 良い例:「社長の○○は・・・」また「○○は・・・」

また、同じく間違えやすい例で、「弊社」「御社」などの言葉です。
 ・弊社は自分の会社を謙虚に表す言葉です。社外に対して使用します。
 ・当社は自分の会社を意味する言葉です。社内や企業ホームページなどへり下る必要が無い場合に使用します。
 ・御社は話し言葉で、電話や打ち合せで使用します。
 ・貴社は文書言葉で、需要度の高いビジネス文書で使用します。
日常でのやりとりメールは御社でも貴社でも問題ありません。ただし、一つのメール内ではどちらか一つにし、混在しないようにしましょう。

時間はコスト

当たり前ですが、遅刻は絶対にしてはいけません。
時間は全ての人に等しく与えられた資源です。相手もあなたも同じ時(仕事)をするなら同じ時間を使います。つまりそこにはコストがかかっています。
遅刻をすることは相手の資源を無駄に消費させることになります
あなたが時間を100%守ることは相手の時間を大切にしていることになります。
事故による予想外の渋滞や公共の交通機関がストップしたため遅れたり、非のない理由による遅れだとしても、遅刻は遅刻、相手の時間を無駄に浪費させたことに変わりはありません。
時間に遅れるリスクに備えるのも社会人の基本となります。
また、あまり意識されていない方も多いようですが、始まりの時間を守ることと終わりの時間を守ることは同義です。
出勤時間は守るが退勤時間は守らない、会議の開始時間はキッチリしているが、終了時間は意識が薄い場合が多々あります。
常に時間を意識して、自分の時間も人の時間も考えることは、社会人としてとても大切なことです。

報告・連絡・相談は攻めが重要

社会人としてのコミュニケーションは報告・連絡・相談(報連相)の3つが基本です。
最初に何を伝えたいかを言った上で、話をします
例:「○○の件について報告ですが、○○分お時間よろしいでしょうか」といった形で時間も具体的にすると良いでしょう。
報告のポイントはスピード、つまり攻めです。報告がしづらい悪い報告ほど、一刻も早く報告すべきです。
連絡のポイントは主旨を明確にする事です。伝えたいことを一番初めに言いましょう。
相談のポイントは自分なりの考えを持って相談する事です。相談相手に全てを委ねるのではなく、自身の考えをある程度まとめた上で、相談をしなければ、期待したアドバイスや意見を貰えない可能性があります。
特に、上司との報連相は密に行うことで、チームとしての成果が出やすくなります。
報連相が苦手な方はこの内容ではまだいいだろうとか、まとまってからと考えがちです。
仕事を進めていく上で、状況の共有は相手の仕事にも影響するので、それぞれのポイントを押さえた上で、早めのコミュニケーションを心がけましょう。

整理整頓は習慣化

整理整頓が得意な人は仕事もシンプルでわかりやすいです。
机の上に書類が山積みされている人は仕事の整理がついておらす、遅れや無駄な時間を使うことになります。
整理整頓のポイントは、仕分けする→置く場所を決める→維持する→見直すです。
仕分けは必要なものと不要なものに分け、必要なものだけを整理します。
置く場所を決めたら、そこに仕分けたものを置いていきます。
書類などは後々増えていきますので、スペースに余裕を持たせましょう。
整理ができたら、毎日時間を決めて、維持します。使ったものはすぐに決めた場所に戻します。
専用の机がある方は退勤時には机の上は何も無い状態にします。
1ヶ月に一度は見直しをして、ものを探す時間をなくし、無駄なものを持たないようにして、仕事の効率を高めましょう。

公私混同は自身を律する

公私混同とは公事と私事をごちゃ混ぜにすることです。
仕事とプライベートはきっちりと区別することは、社会人として当たり前のことですが、つい曖昧になっている人は多いです
公私混同が見えるとゆるい人なんだなぁと思われます
周りに巻き込まれず、自身で考え、区別しましょう。
よくある例としてこんなことがあります。
例1:一代で数億の利益を生み出した社長が、自宅の改築費用を会社の経費で行なった。
例2:会社から支給されているパソコンで、家族で計画している旅行先の情報を調べた。
このようなことは、誰が見ても公私混同の例ですが、実際に多く起こっていることです。
仕事とは自分の働きの対価としてお金(給料)をもらう事ですので、業務の時間は仕事に集中し、プライベートなことは業務以外の時間や休憩時間に行いましょう。
また、よくある悩みとして、業務終了後の懇親会や忘年会などの飲み会は仕事?プライベート?ということがあります。
結論から言うと、そのような場では業務外でも公の場として振る舞います。
新入社員の歓迎会で学生気分が抜けずにはしゃぎ過ぎて失敗することがお約束です。
人によっては業務命令のように指示する先輩や上司もいます。
そのようなケースも公私混同の典型的な例です。
その場が仕事の付き合いなのか、プライベートな付き合いなのかを見極め、そのような人間にならないよう自身をコントロールできるようにしましょう。

まとめ

今回は基本的な7つのマナーをポイントを絞って確認しました。
身だしなみを整えて、挨拶を積極的にして、相手を敬った話し方で、時間を大切にし、常に整理して、仕事とプライベートを分ける。
全て当たり前のことですが、全部実践出来ている人はなかなか居ません。でも、一つのが出来ていれば自信につながり、周りから信頼される第1歩となります

人生には『今、やるか?やらないか?』の2択しかありません。
あなたが豊かな人性を歩んでいくために、今、あなたにとって最善の選択をしてください。
そう、やる以外に手はないです!
たとえ今できていなくても、今やれば経験値が上がり、一歩前進します。
その一歩を踏み出しましょう!

コメント

  1. Hi, this is a comment.
    To get started with moderating, editing, and deleting comments, please visit the Comments screen in the dashboard.
    Commenter avatars come from Gravatar.

タイトルとURLをコピーしました